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| 作品概要 | |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県 |
| 敷地面積 | 208.03m² |
| 床面積 | 86.80m² |
| 建物規模 | 地上2階建て |
| 構造 | 木造軸組構造 |
釣りがご趣味ということで、気軽に海に出かけられる土地「湘南」へ引っ越しをされたMさん。
ゆくゆくは現在離れて暮らしている大阪に住むご両親を呼んで、一緒に暮らしたいとのご要望があり、2世帯住宅を建てることで設計を進めました。大きな邸宅の一部を切り取った分譲地である敷地には、桜の木があったため現場調査の際に住まいからの桜の眺めも意識することに。駅の近くでありながら、自然に囲まれた環境に感動を覚えました。
完成した家の2Fには、約4mの吹き抜け、三角天井のLDKが広がり、満開の桜を愛でる窓を設けました。外観は小さな子どもがよく描く、三角の屋根のついたシンプルな家に仕上げています。
また将来の増築にも対応できるように、あらかじめ階段も2ヶ所に設置しました。
Mさん邸は旦那さんのご両親との同居を視野に入れ、将来、2世帯住宅に増築することを前提で設計。同居の時期は未定ということだったので、今回完成した母屋を1期工事、増築棟は2期工事と分けて進めました。
いずれは、母屋をリビング、増築棟を寝室棟にする予定です。
居間の奥側。左に折れるカタチで窓があります。近隣の土地の分譲が決まっているため、家が建ったときに室内から直接隣家の人と目が合わないようにという配慮からこういった変わった配置にしています。
書斎からの後ろを見上げたところ。天井には2つのトップライトがあり、2Fから1Fへ光がキレイに落ちていきます。将来2世帯住宅での利用を考え、同じ光を2つの家族が共用できる仕様です。昼、日時計のように廻る様子、夜、月明かりが落ちる様子を1つ屋根の下で同じ体験を共有することで2つの家族の絆が深まることを願っています。
家を建てようと思ったのは、約2年半ほど前。はじめは具体的なイメージがなかったんですけど、不動産屋へ行ったり専門雑誌などを見たりするうちにだんだん建築に興味が湧いてきました。
そしてある日、建築雑誌を見ていて、石川さんの事務所が設計したシンプルな外観の家が目を引きすぐに電話しました。予算は厳しいものでしたが、「限られた予算の中で工夫する方がいい家ができる」といっていただいて、とても安心できました。私たちの家づくりの要望は、「開放的過ぎず」「奇をてらわない」建築家にとっては難しいものだったと思います。しかしいざ設計を起こしてもらうと、それは私たちが想像していた以上に素晴らしいもので、すぐに気に入りました。
住んでいて気に入っているのは、1Fの窓から見るデッキや2Fの窓から見える桜の木など、室内にいながら外との空間のつながりが感じられるところ。昼と夜では表情が変わるところも魅力ですね。日中は窓からの日差しで白い壁が映え、造形の輪郭がはっきりと浮かび上がります。そして夜になり明かりを1つ灯けると、その光がどこからともなく全体に漏れてなんともやさしい表情に変わるんです。とってもキレイなんですよ!
毎年、春夏秋冬をこの家で過ごしていくうちに、またふと新たな発見があるかと思うとワクワクしますね。