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実績紹介:「イエ」型の2世帯住宅

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OUCHI(オウチ)  シンプルな家づくり

作品概要・作品コメント

OUCHI(オウチ) 「イエ」型の2世帯住宅

作品概要
所在地 東京都
敷地面積 101.92m²
床面積 86.77m²
建物規模 地上2階建て+ロフト
構造 木造在来軸組構造
作品コメント

お施主さんは30代前半の夫婦と旦那さんのご両親の4人。
敷地はご家族で30年以上住み続けた静かな裏通りの一角にありました。

静かな子世帯のご要望は、私がつくり続けている「子どもにも描けるシンプルなイエ型の住宅」を2世帯住宅にしてほしいというもの。
親世帯のご希望としては、日当たりのよい居間がほしいということでした。

設計にあたる上で、内部空間のテーマはお互いのパブリックスペースにほどよい連続性を持たせること。そのために内部空間の対角線上にそれぞれの居間と寝室を配置。お互いが見えすぎないちょうどよい距離感をつくれたと思います。単純な外観の中に2つの家族を包む、この住宅。これから生まれるであろう新しい家族のためにも、すぐに覚えてもらうことを願い、名前を「OUCHI(オウチ)」と名づけました。

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「イエ」型の2世帯住宅写真で紹介

外観
外観
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イエ型の家です。よく、「何でこの形なのですか?」と設計仲間やメディアの人に聞かれますが、やはり好きなものは好きというところです(笑)この写真は、建築写真家の上田宏氏にお願いしました。

親世帯のキッチン
親世帯のキッチン
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親世帯のオーダーキッチン。カウンターは人工大理石で、高さはお母さまの身長にあわせて少々低め、左端は書斎コーナー。コンロは安全性を考えてIHクッキングヒーターに。朝ご飯の前には左の細高い窓からは朝日が入り、お昼近くには右の窓から陽が入ってきます。

親世帯の書斎
親世帯の書斎
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朝は縦長の窓から、白い壁にそってやさしい光が入ります。建物の正面にあった斜めの壁の裏側部分にあたります。床はナラのフローリングで「無塗装風」にクリア塗装をしました。

親世帯居間
親世帯居間
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親世帯居間に夕方さしこむ光の様子。朝、昼、夕方、とそれぞれの光が入り、時間の移り変わりを感じられます。

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子世帯リビングダイニング
子世帯リビングダイニング
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2Fの子世帯リビングダイニング。右奥の壁の先は寝室で、天窓から光がやわらかに入るようにスリット状の開口にしました。床のフローリングはナラ材の無垢で広幅、コゲ茶色の拭き取り塗装を現場で行いました。

1、2Fのリビング
1、2Fのリビング
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2Fリビングの様子。外にはバルコニーも設けました。天窓から入る光が白い天井面を明るく照らしています。

ロフト
ロフト
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ハシゴを昇ると、ロフト。黒いデスクは大工さんの製作。

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住み手の声

たくさんのモデルルームを見てイメージをふくらませたものの、どのハウスメーカーの提案も私たちが用意できる敷地に対しては大きすぎるものばかり。「狭いから仕方ないね」「素敵なモデルルームはどれも広いからね」と半ば諦めかけていた私たちは、たまたま雑誌で「狭小の2世帯住宅」という特集を発見しました。それが石川さんの家との出会いでした。

石川さんが提案してくれた家はそれまでのハウスメーカーのプランとは全く違ったもの。高い天井、スペースにリズムをつくり出す意図的な段差などが印象強かったですね。そして家の中央に設けられたにじり窓。「真四角に均等に部屋を配置することが一番合理的に土地を使えるのですよ」そういったハウスメーカーとは全く正反対のアプローチだった。

最初の構想から約2年、できあがった白い『OUCHI』は期待以上のものだった。時間の経過とともに表情を変える陽の光は十分すぎるほど明るく、各所に設けられた段差が一つひとつの部屋に違った性格、違った気分を感じます。大変天井の高い両親世帯のリビングはモダンな中に“和”を感じさせるものでしたし、負けじと天井の高い私たちのリビングは斜めにのびた壁が宇宙船の中のような非日常を醸し出す異空間でした。寝室はたった6段の段差の先にもかかわらず、まぎれもなく寝室であったし、その上空に浮かぶロフトはちょっとした書斎になりました。そして何より、2つの家族が別々の生活をひとつ屋根の下に成立した空間があります。

そんな空間をつくり出してくれた石川さんに心から感謝しています。

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